先輩社員の言葉
西川(29歳)/溶接・加工員 正社員/勤続10年
業務内容:鉄板の溶接・加工を中心に作業を行っている
ある1日のスケジュール
- 7:50
- 出社
- 7:55~8:00
- 朝のラジオ体操 ※希望者のみ
- 8:00~8:15
- 上司と1日の作業の段取りを確認する
- 8:15~9:00
- 材料を選別し、作業場へ運びこむ。その後、図面を見ながら作業の進め方を考える。
- 9:00~10:00
- 製品材料(鉄板)を必要な大きさに溶断する。また溶断したものを、グラインダーをもちいてイバリなどを取る作業を行う。
- 10:00~10:15
- 休憩。職場の仲間と談笑(野球の話をするのが最近のお気に入り)
- 10:15~12:00
- グラインダーで仕上げたものを、仮付溶接する。その後、仮付したものをひずまないように常磐にボルトで拘束する
- 12:00~13:00
- 昼休憩 愛妻弁当を食べる
- 13:00~15:00
- 本付溶接を行う
- 15:00~15:15
- 午後休憩 会社から支給されるアイスクリームを食べる
- 15:15~16:30
- 本付溶接したものをグラインダーを使いイバリなどを取る。仕上げ加工。後に、仕上がりのチェック終え、機械加工場へと運びこみ、機械加工員と、製品について打合せを行う。
- 16:30~17:00
- 使用した作業場の掃除を終え、上司と明日の仕事の段取りについて打合せを行う。
- 17:00
- 退社
溶接・加工の作業内容
お客様から製品図面をもらって「これと同じように作ってほしい」と依頼が来てから、それを完成させるためにどのような手順で作業を行えばよいのか、自分たちで考え、設計、加工を行います。
具体的には
①図面をもらってから完成までの作業手順を考える
②鉄板などの素材を選び、溶断・溶接・加工を行う
③完成したものの最終チェックを行い、機械加工部に受け渡し。
※機械加工部が機械を用いて最終加工を行い製品が完成する
といった流れが、大まかな作業の内容になります。
仕事のやりがい
僕たちの仕事は、お客様から注文を頂く図面を一人で完成できるようになれば一人前と言われると言っても過言ではないと考えています。入社当時は、近隣にある研修施設で週に一度、研修を受けて図面の見方などを覚えて、同時に溶接・加工作業の中でもハードルの低い一部、グラインダーを用いた「バリ取り」やドリルを用いた「穴あけ」などの工程を任されて少しづつ技術について現場で学びます。一人で図面を任せられるようになったのが3年目の時。あの時はほんとに嬉しかったですね(笑)
ようやく一人前になれたなって。それからは、自分が毎日行っている溶接繋ぎ目が綺麗に仕上げることができた時など、技術がひとつひとつ上手くなれた時に、やりがいを実感します。
職場環境について
作業員たちの人間関係が良くて、特に新人時代には仕事で分からないことがあれば、同僚や上司に気軽に相談できる環境があってすごく助かりました。あと、自分が溶接とか練習した時には、自由に作業場や材料を使わせてくれるところも会社に理解があって助かりました。自分が学びたいと思ったときに助けてもらえる環境が井上鉄工にはありますね。
あと、仕事が終わるのが大体、17時~18時ぐらいなので、ある程度帰宅時間が早く帰れるのも助かっています。子供もまだ小さく、共働きなので、家事や育児の奥さんのサポートをしながら21時には子供と一緒に寝れてます(笑)
こういった環境が整っていることが長く勤めれている要因のひとつだと思います。
矢中(31歳)/機械加工員 正社員/勤続6年
業務内容:機械をつかった製品加工を行う。効率よく製品加工を行うために独自の加工技術の開発
ある1日のスケジュール
- 7:55
- 出社
- 8:00~10:00
- 構造上、溶接後(製品が完成に近い状態)に穴あけができない製品を、ドリルを使って穴あけ作業を行う。
- 10:00~10:15
- 休憩 職場の友人と談笑
- 10:15~10:45
- 穴あけの終わった製品を製缶場に運びこみ、穴あけで出た切粉(きりこ)を掃除する。
- 10:45~11:15
- 機械のメンテナンスを行う
- 11:15~12:00
- お客様(事務所)から図面が届き、上司に相談。
- 12:00~13:00
- 昼休憩 愛妻弁当を食べてる
- 13:00~14:30
- 加工プログラムをつくる
- 14:30~15:00
- つくったプログラムのチェックを行う
- 15:00~15:15
- 会社から支給されたアイスクリームを食べて、職場の友人と談笑
- 15:15~17:15
- つくったプログラムで機械を動かして、製品を製造する
- 17:15~17:30
- 完成した製品をチェックし、事務所に完了報告を行う
- 17:30
- 退社
溶接・加工の作業内容
製品図面をもらってから、難しい内容であれば職場の上司にアドバイスをもらいながら作業を進めます。主に機械を使って製品を作っているのですが、その中で機械を動かすためのプログラムを組むのが僕の仕事になります。
僕たちの職場では「一つの製品につき、担当者が一人で行う」というのが前提で仕事を行います。もちろん、新人の時はプログラムなんて組んだことがなかったので
・人が作ったプログラムを見て勉強する
・教科書(機械設備の説明書)を見て勉強する
・職場の上司に相談してアドバイスをもらう
などをして、プログラムを学びました。口で説明すると「難しそう」とか「僕にはできない」と思われる方もいるかもしれませんが、基本的には誰でもある程度はできると思います
仕事のやりがい
下積み経験を経て、「おいおい、こんな製品できるのか?」というような難しいプログラムを一から開発するときは本当に悩んで試行錯誤するのですが、自分が一から組んだプログラムで製品が完成した時はものすごくテンションが上がりますね。でもそれが全てじゃなくって自分以外の機械加工の同僚が、もっと難しい製品を作っているのを見て「いずれは僕もこんな難しいプログラムを組んで製品を作りたい」っていう励みになります。
そうやって自分自身も高めながら、新しく入ってきた仲間には親身になって仕事を覚えてもらいたいって思います。
職場環境について
僕、実は家がすぐ近くなんですよね。会社から5分のところ(笑)だから仕事が早く終わったら17時にあがるので、帰ってもまだ明るくて、家族で晩御飯の食材を買いに一緒にスーパーに行ったりして家族との時間がゆっくり取れるところが本当に助かっています。
もちろん自分の仕事が片付かずに遅くなることもありますが、世間一般でいうよりも早い時間に仕事を終えることができる方だと思います。